BSCI認証の正式名称は「Business Social Compliance Initiative(ビジネス社会責任イニシアチブ)」認証であり、欧州小売業者協会(Foreign Trade Association、略称FTA)が立ち上げた認証制度です。この制度は、グローバルサプライチェーンにおける企業の社会的責任を促進し、労働者の権利を保護し、労働条件を改善することを目的としています。
BSCI認証の基準は、主に以下の項目を対象としています。
1. 法的コンプライアンス
企業は現地の法律・規制を遵守しなければなりません。これには労働法、環境保護法、消費者保護法などが含まれますが、これらに限定されません。
2. 労働者の権利
企業は従業員の権利と福利を保障し、児童労働、強制労働、差別、虐待などの行為を禁止しなければなりません。また、従業員に安全で健康的かつ人道的な労働環境と労働条件を提供することが求められます。
3. 労働時間
企業は現地の法律・規制に加え、国際労働機関(ILO)の条約や国連人権宣言などの国際基準を遵守し、従業員に合理的な労働時間と休憩時間を定め、過度な残業を禁止しなければなりません。
4. 労働環境
企業は安全で健康的かつ人道的な労働環境(保護具、緊急避難施設などを含む)を提供し、環境・健康・安全に関する管理体制を整備しなければなりません。
5. 賃金と福利厚生
企業は従業員に適切な賃金と福利厚生を支払う義務があり、不当な賃金引き下げや無償残業などを禁止し、社会保険や医療保険などの福利を提供することが求められます。
6. 環境保護
企業は持続可能な生産方法と環境保護措置(省エネルギー・排出削減、廃棄物管理、環境リスク評価など)を講じ、環境への悪影響を低減しなければなりません。
7. 管理制度
企業は組織管理、人事管理、サプライチェーン管理などを含む(ただしこれらに限らない)包括的な管理制度を構築し、社会的責任と倫理的リスクが効果的に管理・統制されるようにしなければなりません。
BSCI認証基準への適合性は、主に現地審査、書類審査、および社会的責任に関するアンケートなどを通じて評価されます。
2023年4月27日から28日にかけて、当社はお客様のご依頼を受け、世界的に著名な第三者独立審査機関であるEurofine社によるBSCI社会的監査を2日間にわたり受審いたしました。
本監査はBSCIのビジネス原則に完全に準拠して実施され、第三者機関により、当社の従業員の権利、労働時間、賃金・福利厚生などの労働関連法規への適合状況、ならびに職業上の健康安全、火災安全、環境保護、サプライヤー管理、企業倫理などの各分野における取り組み状況について、客観的かつ公正な全面審査が行われました。
その結果、当社は本監査を無事に合格し、社会的責任において優れた実績を有する企業であると認定されました。
今回のBSCI監査の合格は、当社の企業体力を広く示すとともに、お客様の社会的責任に対するご要望に十分にお応えできることを証明するものであり、今後の企業としての社会的責任のさらなる向上に向けて、また一歩確実に前進するものとなりました。